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零式艦上戦闘機五二型

零式艦上戦闘機 アドオン・MOD

Microsoft Flight Simulator(MSFS)向けに無償公開されているアドオン、零式艦上戦闘機五二型についてレビューしていきます。

Table of Contents

注意事項

アドオンのデータとMSFSのデータが競合し、ゲームシステムが不具合を起こす、あるいはMSFSのプログラムが破損する可能性があります!

なお、アドオンのインストールによって発生した不具合に関しては、当方一切の保証をいたしません!

アドオンのインストールはあくまで自己責任でお願いします!

零式艦上戦闘機

零式艦上戦闘機は旧日本海軍の主力戦闘機として太平洋戦争中に活躍したことで有名。

ゼロ戦の愛称で親しまれ、旧日本軍の戦闘機といえばこの飛行機を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

大戦中の機体に詳しい人には今更な話ですが、旧日本海軍の正式採用後も様々な改良が続けられ、大きく分けると

  • 二一型(A6M2)
  • 五二型(A6M5)
  • 五四型(A5M8)

の3つのタイプが生産されていたようです。

今回レビューするアドオンの機体は、この中の五二型をモデルアップした機体となります。

MSFSでの零式艦上戦闘機五二型のスペック

  • エンジン:レシプロエンジン×1
  • 全長:23.0 ft(≒ 7 m)
  • 全幅:39.4 ft(≒ 12 m)
  • 空虚重量: 3、704 lb (≒ 1.68 t)
  • 最大重量:6,164 lb (≒ 2.8 t)
  • 燃料搭載量:82 gal (≒ 310 ℓ)
  • 航続可能距離:500 NM(≒ 926 ㎞)
  • 最高高度:20,000 ft(≒ 6,100 m)
  • 巡航速度:207 KTAS(≒  383 km/h)

現実の零戦と比較すると、全長が若干短く(9.1m⇒7m)全幅が若干長く(11m⇒12m)なっているため、寸法的には寸詰まりな感じですね。

重量に関しては実機のスペックとそれほど違いは無いんですが、搭載燃料がだいぶ少ないようで、航続距離は実機の半分以下(1,921 km⇒926㎞)となっています。

零式艦上戦闘機五二型の入手方法

零式艦上戦闘機五二型は、Fligtsim.toというサイトで無償公開されているフリーウェアの機体データです。

ダウンロードページはこちらになります↓

データはrarファイルでダウンロードされますので、ダウンロードが完了したらパソコン上の任意の場所に解凍してください。

解凍したフォルダの中にある“Mitsubishi_A6M5_Zero”というフォルダを、MSFSのCommunityフォルダにすればインストールは完了です。

詳しいインストール方法をこちらで解説していますので、参考にしてみてください↓

零式艦上戦闘機五二型のレビュー

今回レビューしているのは、2022年2月21日にリリースされたVer.1.01です。

今後もバージョンアップが予定されているようですので、細かい部分の使用はこの記事で紹介しているものから変更される可能性があります。

外観

機体の外観はデフォルトの機体と比べると、ちょっと野暮ったい感じのするモデリング。

零式艦上戦闘機

全体的には零戦の雰囲気が出ていますが、操縦舵面のパーツ割や平滑面の作りがちょっと荒いかな?

ラダーの後縁部分が分厚い合板を切り抜いてそのまま貼り付けたような感じになっていたり、エレベーターの可動部が別パーツではなく溝を掘っただけの様に見えたりしますが…。

まぁ、フリーウェアの機体なんて本来はこんなもの。

他のアドオンの出来が良すぎるだけです。

個人的にはモデリングは可もなく不可もない、及第点といった感じですかね。

コクピット

外観はまぁまぁの出来ですが、コクピット内は予想以上に良く出来てます。

コクピット

MSFSでは今のところ武器の発射はできませんが、一応飾りとして九七式七粍七固定機銃が装備されています。

確か実機ではスロットルに機銃のトリガーが取り付けてあったはずですが、このアドオンの場合は↓

トリガーはパーキングブレーキになっている

トリガーではなく、パーキングブレーキに変更されていました。

また、本来なら爆弾の投下スイッチとなっているはずの操縦桿のボタンは↓

爆弾の投下ボタンはスターターボタンになっている

エンジンのスターターボタンが割り当てられています。

ちなみにこのアドオンはコクピットからキャノピーを開閉できるようになっているんですが、MSFSのキーアサインの設定がまずいのか↓

キャノピー開閉レバー

キャノピー左側にある開閉レバーをクリックしてもキャノピーが動きません…。

シミュレーションが開始するとキャノピーが自動で開いてしまい、その後一切操作することが出来なくなってしまいますが、おそらくこの辺りは今後のアップデートで何らかの変更が加えられるはずです。

零式艦上戦闘機五二型のテストフライト

エンジンスタート

ショートカットキーの“Ctrl”+“E”キーでコールド・アンド・ダークの状態からエンジンを始動することも出来ますが、あえて手動でスタートするのも面白いもんです。

手動でエンジンをスタートする場合は

電装関連のスイッチ

1.バッテリースイッチ:『ON』
2.オルタネータスイッチ:『ON』

燃料バルブ

3.燃料バルブ:『BOTH』または『CENTRE』にセット

スロットル周りのレバー

4.スロットルレバー:『IDLE』
5.パーキングブレーキ:セット
6.ミクスチャーレバー:『FULL RICH』
7.プロペラピッチレバー:『フェザー』

マグネトー

8.マグネトースイッチ:1&2『ON』

9.スタータースイッチ:エンジンがアイドルになるまで長押し

という順番に操作していけばエンジンが掛かるはずです。

タキシング

スロットルを少し開けて機体が動き出したらすぐにアイドルへ。

エンジン出力が強いので、一旦機体が動き出すとアイドルのままでもじわじわ加速していきます。

タキシング中はフットブレーキでスピードを調整していく感じです。

タキシング

尾輪式の機体なので地上滑走中は前方が見えません!

実機なら適時蛇行しながら進行方向を確認していきますが、MSFSでは視点切り替え機能があるので、操縦しやすいカメラポジションでタキシングしましょう。

比較的小型の機体なので、ハンドリング性能は良好です。

入力に対してクイックに反応してくれますが、尾輪式の機体は左右の安定性が悪いので、高速移動中に急にステアリングを操作すると横転する可能性があります…。

ちなみに30ノット程度で尾輪が浮き上がってしまうので、タキシング中に30ノットを超えないように気を付けましょう!

離陸

今回はフラップ0°の状態で離陸しています。

スロットルを全開にしてフットブレーキをリリース。

機体は数秒で30ノットを超え、尾輪が浮き上がります。

尾輪が浮き上がるとステアリングが効かなくなりますが、このころにはラダーが有効になるので、方向安定性が急激に悪化するということもありません。

大出力のエンジンと大径のプロペラを装備しているため、カウンタートルクが強力になると予想していましたが、意外にもカウンタートルクがほとんど発生しませんでした。

MSFSで飛ばすことのできる単発プロペラ機の中ではトップクラスの離陸滑走中の直進安定性です。

離陸速度は感覚的に50~60ノットといったところ。

おそらく操縦桿を引かなくても勝手に機体が浮き上がるのではないでしょうか?

機体が浮き上がったら操縦桿を手前に引き、ピッチ角を20°にして初期上昇。

かなりの急角度ですが、エンジン出力が強いので200ノット前後をキープしたまま毎分6,000ftの上昇率で軽々と上昇していきます。

運動性能

太平洋戦争中に活躍した古い機体とはいえ、元々は空中戦で大活躍したレシプロ戦闘機の名機。

水平直線飛行での最高速度は267ノット(≒ 494 km/h)と、実機ほどではありませんがレシプロ機としてはそれなりのスピードが出せました。

水平直線飛行中に徐々に機体が右に傾いていく癖がありますが、これはエルロントリムを調整すれば修正可能なレベル。

高速飛行中にはピッチアップトリムはほぼ必要ないくらいに安定して飛行することが出来ます。

ピッチとロールの操作には変な癖もなく、入力に対して素直に反応してくれるため気持ちよく飛ばすことが出来るんですが…。

機体強度が弱いので、少しでも乱暴に操縦桿を操作して機体にGを掛けると空中分解します…。

特にループではその傾向が顕著で、半径の小さいループを作ろうとして操縦桿を引きすぎると、ピッチアップした瞬間に機体が壊れます。

はじめのうちは『この機体でエアレースやったら面白いだろうな~』なんて思ってましたが、この機体強度じゃ90°バンクで急旋回したらクラッシュしますね。

ドックファイトなんかできません。

もしエアレースやドッグファイトをするのなら、MSFSの設定でクラッシュ検知をOFFにしておきましょう。

着陸

着陸の前に簡単に失速速度を調べてみました。

フラップのポジション別の失速速度は

  • フラップフルアップ:55ノット
  • フラップ中間ポジション:48ノット
  • フラップフルダウン:44ノット

となるようです。

この結果からアプローチ速度を60ノットと設定し、フラップフルダウンの状態で着陸してみました。

という感じでアプローチ速度を決定したのはいいものの、実際には速度の調整が上手くいかず、70ノットでのアプローチになってます。

フラップフルダウンの状態でも機体は安定し、それでいてロール性能もそれほど低下していないため、アプローチがかなりしやすいですね。

アプローチはしやすいんですけど、尾輪式の機体なので着陸が難しい…。

滑走路上空に到達したらフレアをかけてさらに減速し、40ノット前後で接地するとバウンドせずに綺麗に着陸できるようです。

まとめ

大出力のエンジンを搭載しているので加速性能が高く、それでいてカウンタートルクがほとんど発生していないので離陸から着陸までの間に変な癖が現れることもない、非常に扱いやすくて気持ちよく飛ばせる機体ですが…。

機体強度が無さすぎる…

ループやロールといったアクロバット飛行もできなくはないんですけどね…。

操縦桿の操作をほんの少し誤るだけで簡単に空中分解します。

それさえなければ名機なんですけどねぇ…。

とはいえ、普通に飛ばす分には十分楽しめると思うので、この記事を読んで興味が出てきたら、ぜひダウンロードしてみてください!

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