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エアバスA330-900neo

A330-900neo アドオン・MOD

Microsoft Flight Simulator(MSFS)向けに無償公開されているアドオン、エアバスA330-900neoについてレビューしていきます。

Table of Contents

注意事項

アドオンのデータとMSFSのデータが競合し、ゲームシステムが不具合を起こす、あるいはMSFSのプログラムが破損する可能性があります!

なお、アドオンのインストールによって発生した不具合に関しては、当方一切の保証をいたしません!

アドオンのインストールはあくまで自己責任でお願いします!

エアバスA330シリーズ

A330は、ヨーロッパに拠点を置く多国籍企業であるエアバスの開発する、ワイドボディの双発ジェット旅客機。

元々は中短距離路線向けの旅客機として開発されましたが、後に航続距離を伸ばした派生モデルが追加され、現在では長距離路線にも就航しています。

日本国内でA330シリーズを運用しているエアラインはありませんが、日本路線に就航する海外のエアラインがA330を運用しているケースが多いので、新千歳や成田、羽田、中部、関空などで比較的目にする機会がある機種です。

今回レビューする機体は、A330の最新版となる“A330neo”と呼ばれるタイプの機種で、従来型の設計の機体に対して

  • エンジンの換装
  • 軽量高剛性の胴体への設計変更
  • シャークレットの採用

といった改良が施されています。

現時点でA330neoには“-800”と“-900”の2つのタイプが存在しますが、アドオンとしてリリースされているのは胴体を延長した“-900”のみです。

MSFSでのA330-900neoのスペック

  • エンジン:ターボファンエンジン×2
  • 全長:206.20 ft(≒ 62.8 m)
  • 全幅:210 ft(≒ 64 m)
  • 空虚重量: 302,033lb (≒ 137 t)
  • 最大重量:553,360 lb (≒ 251 t)
  • 燃料搭載量:36,743 gal (≒ 139,087 ℓ)
  • 航続可能距離:7,200 NM(≒  13,334㎞)
  • 最高高度:41,450 ft(≒ 12,633 m)
  • 巡航速度:475 KTAS(≒ 880 km/h)

A330-900neoの入手方法

A330-900neoは、Fligtsim.toというサイトで無償公開されているフリーウェアの機体データです。

ダウンロードページはこちら↓

データはzipファイルでダウンロードされますので、ダウンロードが完了したらパソコン上の任意の場所に解凍。

解凍したフォルダの中にある“headwind-a330neo”というフォルダを、MSFSのCommunityフォルダにすればインストールは完了です。

詳しいインストール方法をこちらで解説していますので、参考にしてみてください↓

A330-900neoのレビュー

今回レビューしているのは、2022年1月23日にリリースされたVer.0.94です。

今後もバージョンアップが予定されているようですので、細かい部分の使用はこの記事で紹介しているものから変更される可能性があります。

外観

フリーウェアの機体ですが、外観のモデリングはデフォルト機とほぼ同等レベルのクオリティ。

A330-900neo

非常に上手く作られていますが、足回りの細かい部分がちょっと雑かな?

さすがに足回りの細かいデティールは、エアバスの関係者やエアラインの整備スタッフでもないと正確な資料を手に入れることが出来ませんからね。

プライベーターが作成するフリーウェアのアドオンとしては、かなり良く出来ているレベルではあります。

それに、足回りは離陸したら格納してしまいますからね。

総合的に見れば、数あるアドオンの中でもトップクラスのクオリティではないでしょうか?

コクピット

エアバスの機体は最も小型のA318から最も大型のA380まで、すべての機種で同じ操縦システムを採用しているのが特徴で、コクピットに搭載される機器類とその配置もほぼ共通化されています。

このためA330のコクピットも、パッと見た感じはデフォルト機のA320neoとそれほど変わりません。

コクピットはエアバス共通のデザイン

A330オリジナルなパーツもいくつかありますが、すぐにわかるのは窓を開け閉めするハンドルくらいなもんですかね?

それ以外の相違点はマニアックな人でないと気付かないかもしれません。

コクピットのモデリングはデフォルトのA320neoがベースになっているようですが、機能面ではFlyByWireのA32NXをベースとしているため、オーバーヘッドパネルに配置されているスイッチ類はほぼすべてに何らかの機能が割り当てられていますし、MCDUやECAMもA32NXと同じように機能します↓

機体のキャラクターに関する部分はA330-900オリジナルのものに書き換えられているようで、MCDU上では搭載エンジンがロールスロイスのトレント7000になっていたり

離陸速度の設定

離陸時の速度がA330用になっていたりとなかなか芸が細かい…。

今までの経験上、フリーウェアだとこの辺りがかなりいい加減で、派生元のモデルのデータをそのまま引き継ぐパターンが多かったんですよね。

なので仮にA320と同じ数字表示されても『まぁ、フリーウェアだからそんなもんだよね~』なんてスルーしてきましたが、まさかこんな細かい部分まで変更してくるとは思いませんでしたね!

どこかの有償アドオンの開発スタジオはぜひA330-900の開発者を見習ってほしいもんです…。

アビオニクスはA32NXの物を踏襲しているため、Flypadというタブレット端末も搭載されています↓

ただし、取り付け位置がA32NXよりも少し後なので、若干操作性と視認性が悪くなっています。

A330-900neoのテストフライト

エンジンスタート

ショートカットキーの“Ctrl”+“E”キーでコールド・アンド・ダークの状態からエンジンを始動することも出来ますが、実機とほぼ同じ手順でスタートすることも可能です。

エンジンスタート手順はこちらで解説していますので、気になる方はこちらへどうぞ↓

タキシング

スロットルを少し開けて機体が動き出したらすぐにアイドルへ。

エンジン出力が強いので、一旦機体が動き出せばアイドルのままでも十分タキシングできます。

タキシング中のスピードはスロットルではなくフットブレーキで調整していきます。

ステアリング性能に関してですが、機体のサイズが大きいので小回りは効きません…。

ラダーペダルだけでカーブするとアンダーステアになります。

フットブレーキも併用しないと、タクシーウェイの直角になっている部分をセンターラインをトレースしながら綺麗にカーブするのは難しいかもしれません。

それでもダメならカーブの外側のエンジンの回転を上げて、力技でカーブしましょう。

離陸

デフォルトの機体重量でフラップを1にセットした場合のの離陸速度は

  • V1:157ノット
  • VR:158ノット
  • V2:162ノット

です。

離陸

当たり前な話ですが、A320neoよりも機体が重いので、なかなか加速しませんし、操縦桿をかなり多めに引いてやらないと機体が浮き上がりませんが、一旦機体が浮き上がれば、操縦桿から手を放しても一定の上昇角度をキープして上昇していってくれます。

運動性能

フライ・バイ・ワイヤーを介して機体を操縦しているため、機体の安定性は非常に高いです。

飛行中

操縦桿でバンク角やピッチ角を設定したら、あとは操縦桿から手を放しても一定の姿勢をキープしたまま飛んでくれます。

感覚的にはロール性能はデフォルト機のA320neoに近く、操縦桿を左右に傾けるとじわじわとバンク角が増えていきます。

一方でピッチ性能はFlyByWireのA32NXに近いようで、少しの入力でもクイックに反応してくれますが、これはあくまでロール性能と比較した場合の話。

機体が大きく重いのでレスポンスはA320neoやA32NXに比べると少し鈍いですが、かえって安定性は向上しているので一定の高度を保っての水平直線飛行や定常旋回がしやすくなっています。

着陸

機体が大きく重くなると着陸の難易度が上がってきますが、この機体の場合は元々の機体の安定性が高く、姿勢維持が簡単なため、着陸はそれほど難しくありません。

今回はオートスロットルを解除して、フラップポジションを3に設定、フルマニュアルで着陸してみました。

アプローチ速度は130ノットです。

着陸

速度も進入角度もだいぶ低いので、危うく滑走路の手前に不時着するところでしたが、そんな状態でもどうにかリカバリーして滑走路上に降りることが出来ました。

フラップを展開し始めると、機体速度が低下するためロール性能が若干低下してきますが、針路の修正をする分には問題にはならないでしょう。

アプローチ速度をもう少し上げて140ノットくらいにすれば安定性が増すでしょうし、もう少し高い進入角度を取ってスムーズに着陸する事ができるかと思います。

まとめ

大きく重い機体はフライトシムの中でも操縦の難易度が高くなる傾向にありますが、フライ・バイ・ワイヤーの制御のおかげかA330-900はマニュアルでも非常に簡単に操縦することが出来ますし、A32NXと同じアビオニクスが搭載されているので、高精度なオートパイロットによる長時間のフライトも問題なくこなせます。

さすがに空力的な問題や強度上の問題があるので、軽飛行機のようなフライトはできませんが、気軽にフラッと飛行場の周りを飛んでみたり、大陸横断してみたりと、色々なシチュエーションでカジュアルに楽しく飛ばすことが出来る機体です。

システムが複雑すぎるので初心者の方にはおすすめしづらいですが、ある程度フライトシムで遊び慣れているベテラン勢にはおすすめのアドオンですね。

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