スポンサーリンク

FlyByWire A32NX

FlyByWire A32NX アドオン・MOD

今回は、Microsoft Flight Simulator(MSFS)用の機体データのアドオン“FlyByWire A32NX”について解説していきます。

注意事項

アドオンのデータとMSFSのデータが競合し、ゲームシステムが不具合を起こす、あるいはMSFSのプログラムが破損する可能性があります!

なお、アドオンのインストールによって発生した不具合に関しては、当方一切の保証をいたしません!

アドオンのインストールはあくまで自己責任でお願いします!

Table of Contents

FlyByWire A32NXについて

FlyByWire A32NX(以下A32NX)はFlyByWire Simulationsがリリースするフリーウェアの機体データ。

MSFSにデフォルトで収録されているエアバスA320neoをベースに、アビオニクスの機能を大幅に拡張し、飛行特性をよりA320の実機に近づけたフライトモデルです。

デフォルトのA320neoは外見こそ非常に正確に作られたモデルですが、残念ながらFSXやP3D向けにリリースされていた有償アドオンと比較すると、制限されていたりオミットされている機能も多く、シミュレーターとしてはかなり中途半端…。

そこでMSFSのプレイヤー有志がプロ向けのフライトシミュレーターレベルの再現度を目指し、システムのリアリティの向上・改善を行うプロジェクトとして立ち上げたのがFlyByWire Simulationsというプロジェクト。

フライトシム好きだけでなく、現役のパイロットや航空技術者、コンピュータサイエンスの専門家、プログラマーなど、数百人のボランティアによって開発が進められています。

FlyByWire A32NXの入手方法

ダウンロード

A32NXはFlyByWire SimulationsのHPからダウンロードすることが出来ます↓

FlyByWire Simulations
Official FlyByWire Simulations website, an open-source community providing high quality addons for Microsoft Flight Simulator.

FlyByWire SimulationsのHPからは

  • A32NXの機体データ
  • インストーラー

のいずれかをダウンロードすることが出来ます。

どちらの方法でも問題なくA32NXを導入することが出来ますが、インストーラを使用した方が手順が簡単でアップデートが楽なので、インストーラを使用するのがおすすめです!

HP上から直接A32NXの機体データをダウンロードする

上のリンク先のページを下にスクロールしていくと“Direct Download”というエリアがあり、こちらから機体データを直接ダウンロードすることが出来ます↓

ここでダウンロードできる機体データには

  • Stable Release
    動作検証を終えた安定版の機体データ
  • Deveropment Build
    新規機能を追加した開発中の機体データ
  • Expelimental Build
    実験的な要素を含んだ機体データ

の3つがあり、どれでも好きなものをダウンロードすることができますが…。

Stable Release以外は不安定なため、導入するとMSFSがクラッシュする可能性や、最悪MSFSに再起不能ダメージを与える可能性があります…。

Deveropment Build と Expelimental Buildを導入する場合は、これらのリスクを承知の上、自己責任でお願いします!

Downloadボタンを押すと、機体データが『A32NX-xxxx.zip』(※xxxxには stable や deveropument などのワードが入る)というzip形式の圧縮ファイルがダウンロードされます。

インストーラーをダウンロードする

インストーラーはFlyByWire SimulationsのHPを下にスクロールし、Direct Downloadの上にあるInstallerのエリアからダウンロードできます↓

こちらのDownloadボタンをクリックすると『FlyByWire_Installer_Setup.exe』という実行ファイルがダウンロードされます。

インストール

機体データを直接ダウンロードした場合のインストール方法

ダウンロードしたzipファイルをパソコン上の任意の場所に解凍し、解凍後のフォルダ『flybywire-aircraft-a320-neo』をMSFSのCommunityフォルダに移動します。

Communityフォルダの場所は、MSFSのインストール時の設定によって異なりますが、デフォルトの設定のままであれば

Microsoft Store 版

C:Users【ユーザー名】AppDataLocalPackages Microsoft.FlightSimulator_8wekyb3d8bbweLocalCachePackagesCommunity

Steam版

C:Users【ユーザー名】AppDataLocalPackagesMicrosoft.FlightDashboard_8wekyb3d8bbweLocalCachePackagesCommunity

となっているはずです。

注意事項

A32NXの機体データには

  • Stable Release
  • Deveropment Build
  • Expelimental Build

の3種類がありますが、同時に複数のA32NXの機体データをCommunityフォルダに格納することはできません!

別のBuildを導入する場合には、既に導入済みのデータを削除してください!

インストーラーを使用する場合のインストール方法

ダウンロードした『FlyByWire_Installer_Setup.exe』を右クリックして管理者として実行し、まずはインストーラーインストールします↓

インストーラーが起動したら、左下にあるSettingをクリックして↓

機体データのインストール先となる、Communityフォルダのパスを確認しておきましょう↓

私の場合Cドライブ直下にMSFSというフォルダを作成し、そこにCommunityフォルダを作成していますので、上の画像のようにパスを変更していますが、デフォルトの設定のままであれば、変更の必要はありません。

Communityフォルダのパスが正しいことを確認したら、インストーラーのトップに戻り↓

インストールする機体モデルを選択し、Installボタンをクリックします。

Installボタンが“Installed”に書き換わればインストールは成功です。

注意事項

MSFSの起動中にインストーラを起動してもA32NXをインストールをすることは出来ません!

インストーラを起動する前にMSFSを終了し、インストーラを再起動してください!

FlyByWire A32NXのレビュー

今回レビューしているのは、Stable ReleaseのVer.0.7.4です。

今後さらなるバージョンアップが予定されているようですので、細かい部分の仕様はこの記事で紹介しているものから変更される可能性があります。

外観

外観のモデリングは開発のベースとなっているデフォルトのA320neoとほぼ同じです。

FlyByWire A32NX

リバリー(機体塗装)には

  • エアバスハウスカラー
  • FlyByWireオリジナル

の2つが付属していますが、エアバスハウスカラーにしてしまうと、MSFSデフォルトのA320neoと区別がつかないかもしれません。

そもそもの話として、FlyByWireのプロジェクトは機体の外観ではなく、機能を改善するというものですからね。

外観に関してはほとんど変更点は無いんじゃないでしょうか?

コクピット

コクピットもA320neoとほぼ同じですが↓

A320neoではダミーになっていた

  • ADIRS
  • ENGとAPUの火災検知・消火システムパネル
  • ECAMのページ切り替えボタン
  • 油圧システムパネル
  • 電気システムパネル

などが操作できるようになっています。

また、キャプテンシートの左側には↓

タブレット端末が追加され、これがエレクトロニック・フライト・バッグ(EFB)として機能するようになっています。

このタブレットには

  • ムービングマップ
  • ディスパッチデータ(乗客、貨物、燃料の搭載量)
  • 地上支援機材のコントロール
  • プッシュバックのコントロール
  • 着陸滑走路の所要量計算

といった機能がある他、Navigraphのアカウントがあればチャート(航空路が記載された地図)をこのタブレット端末上で見ることもできます。

飛行性能や機能に全く関係ありませんが↓

コーヒーカップも追加されました。

このカップのMODを作るのがFlightsim.toで一時期ブレイクして、色々なコーヒーショップのカップが登場しています。

もちろん日本のコーヒーショップのカップに変更するMODもありますので、試しに導入してみるのも面白いかもしれませんよ?

もっとも、コーヒーカップを変更したところで飛行性能が変わることはありませんが…。

フライト

エンジンスタート手順は、MSFSデフォルトのA320neoと全く同じですが、火災報知システムやライトテストスイッチなどがアクティブになっているので、実機と同じ手順でスタートシーケンスを流すことが出来ます。

A320neoでは細かい設定が出来なかった飛行管理システムも、まだまだ機能制限はあるものの割と細かいところまで操作ができるようになり↓

METERのテキストメッセージのリクエストと表示ができるほか、受信したメッセージをコクピット内のプリンターからプリントアウトすることもできるようになっています↓

他にもシステムの作動状況を監視するためのECAMモニターで表示することのできるページが増えていて↓

  • エンジン
  • エンジンからのブリードエア
  • 客室内の気圧高度
  • 電気システム
  • 油圧システム
  • 燃料システム
  • APU
  • エアコン
  • ドアの開閉状況&非常用酸素残量
  • 降着装置
  • 操縦舵面

といったものを確認することが出来るようになっています。

こういった感じでアビオニクスや機体システムのリアリティが向上し、そこにばかり注目してしまいがちですが、飛行性のもA320neoと若干違う味付けがされているようです。

残念ながらA320の実機を操縦したことが無いので実機にどれほど寄せているかは分かりませんが、プロ向けのフライトシミュレーターで操縦体験をした経験から言うと、少なくともシミュレーターに近い操作感にはなってるんじゃないでしょうか?

MSFSデフォルトのA320neoは、フライバイワイヤーのレスポンスがかなり敏感で、独特の癖があるように感じましたが、A32NXはもう少しレスポンスが穏やか。

操縦桿へ過大な入力をすることもないため、余計に機体が扱いやすく感じます。

離陸速度やアプローチ速度、失速速度がA320neoよりも若干低下していることもあり、ほんの少しですが余裕が出来ているというのも操縦のしやすさにつながっているんでしょうね。

また、低速時の機体の安定性も向上しているので、滑走路への進入と着陸もA320neoより簡単になっているような気もします。

ただし、飛行管理システム(FMS)とオートスロットルのリンクが上手くいっていないような感じ?

オートパイロットを使用している状態で滑走路にアプローチしている場合は、オートスロットルが上手く機能しないために機体の減速が間に合わなくなるなんてことがあるかもしれません。

まとめ

FlyByWire A32NXは、MSFSにデフォルトで収録されているA320neoをベースに、FMSやECAMといったアビオニクスのリアリティが大幅に改善されたアドオンの機体データです。

改善されたのはアビオニクスだけでなく、操縦性も改善され、デフォルトのA320neoに比べれば若干マイルドになっていて、非常に操縦しやすくなっているんですが…。

アビオニクスのリアリティが高くなりすぎてしまい、飛行機に詳しくない人が気軽に遊べるような代物ではなくなってしまいました…。

まぁ、A320neoもチェックリストに従って機体をセットアップしていくのがかなり面倒なモデルでしたが、A32NXは機能が強化されている分手順が大幅に増えてますからね。

離陸準備をするだけでも一苦労なので、カジュアルにフライトを楽しみたいという方にはあまり向いていない飛行機かもしれません…。

とはいえ、FSXやP3D向けのA320シリーズのアドオンが1~2万円で販売されているところ、それらと同等以上のシミュレーターレベルのものが無料で入手できるわけですからね。

エアバス系の旅客機が好きな人にはかなり魅力的に見えるのではないでしょうか?

PVアクセスランキング にほんブログ村
MSFSを遊びつくす - にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました