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シーラスSR22

シーラス SR22 MSFSのコンテンツ

Microsoft Flight Simulator(MSFS)に収録されているデフォルト機“シーラスSR22”についてレビューしていきます。

Table of Contents

“SR22”の実機について

シーラス・エアクラフトはアレン・クラップマイヤーとデール・クラップマイヤーのクラップマイヤー兄弟によって設立された新興の航空機メーカー

創業当初はホームビルド機の組み立てキットの設計と販売を手掛ける小規模な会社でしたが、1999年に自社で組み立てを行うSR20を販売します。

SR20は、個人向けや訓練機としての需要を想定して販売されていますが、より高速・長距離の移動を望む自家用機オーナーや、単一機種での初等~高等訓練を望むフライトスクールの需要を想定したのが、今回レビューするSR22というです。

SR20のエンジンをより出力の強いものに換装し、巡航速度と航続距離が向上。

アビオニクスには

  • ガーミンG1000統合コクピットディスプレイをベースにシーラスでカスタマイズした『Cirrus Perspective +』
  • 衝突防止警報装置や地形表示システムと連動した対地接近警報装置などの安全装置
  • Jeppesenの電子チャート図や空港の滑走路データの画面表示
  • 引込式の降着装置の操作や故障が再現できるシステム

といった訓練用のオプションが多数用意されているのが特徴。

訓練機としての人気が高く、エアライン各社の自社養成コースで訓練機として使用される他、国立や公立のフライトスクールで採用されるケースが多く、日本国内でも航空大学校が訓練機として使用している他、民間のフライトスクールでもこれまで使用していたセスナからSR22へと置き換えが進んでいるようです。

SR22のエンジンをターボチャージャー付のものに換装した“SR22T”というモデルも販売されていて、SR20をベースに開発された一連の機種は『SRシリーズ』と呼ばれています。

SRシリーズには、機体が操縦不能になったり、エンジンが故障して滑走路外への不時着が避けられなくなった際に、緊急用パラシュートを展開するシステムが搭載しているのが特徴。

機体背面からパラシュートを出して機体の落下速度を緩やかにすることで、滑走路外でも機体を軟着陸させることが出来るため、これまで150名の命が救われてきたそうです。

フライトシムとシーラスSR22

デフォルト機としてシーラスSR22が収録されるのは、おそらくMSFSが初のケースになるんじゃないでしょうか?

MSFSの前作、Flight Simulator X(FSX)がリリースされたタイミングではSR20がすでに販売されていましたが、あの頃はまだそれほどメジャーな機体というわけでもありませんでしたしね…。

SR20はFSX向けのアドオンがいくつかリリースされていたような記憶がありますが、SR22はアドオンすら出ていないんじゃないでしょうか?

“シーラスSR22”が収録されているエディション

SR22はプレミアムデラックスエディションに収録されています。

“SR22”を使用するアクティビティ

現実世界では自家用機や訓練機に使用される人気の機種ですが、プレミアムデラックスエディションに収録される機体なので、アクティビティでSR22を使用することはできません。

機体のレビュー

外観

MSFSの他のデフォルト機と同じく、細部まで正確にモデリングされています。

シンプルなデザインで頑丈そうですよね。

これなら訓練生が荒っぽく操縦しても壊れる心配はなさそうです!

強度がどれほどの物かは飛ばしてみないとわかりませんが、この見た目ならアクロバット飛行も問題なく出来そうな感じではあります。

コクピット

ガーミンのG1000グラスコクピットシステムを搭載しているので、スッキリとしたデザインの視認性の高いコクピットになっています。

2つあるディスプレイは、左側が飛行姿勢や高度、速度などを表示するプライマリ・フライト・ディスプレイ(PFD)、右側がGPSマップを表示するナビゲーション・ディスプレイ(ND)。

実機は左右のディスプレイの表示を入れ替えることが出来るとどこかで聞いたことがありますが、MSFSのG1000にはそういった機能は実装されていません。

G1000のコントロールやセッティングを行うためのキーパッドが、操縦席の間に搭載されていますが、残念ながらボタンはすべてダミーなので触ることが出来ません。

コントロールやセッティングは、左右のモニターのベゼルに配置されているボタンやノブを使用します。

この辺りは同じくG1000を搭載している他の機種と同じですね。

フライト

エンジンスタート

ショートカットキーの“Ctrl”+“E”キーを押すことでエンジンスタートすることが出来ますが、リアルな手順に拘りたい方は、チェックリストを参照しながらエンジンスタート手順を流してみましょう。

チェックリストに記載されるエンジンスタート手順が長いので面倒だという方向けの簡易的な手順は…

1.バッテリースイッチ:1&2『ON』
2.オルタネータスイッチ:1&2『ON』
3.アビオニクスマスタースイッチ:『ON』

4.ナビゲーションディスプレイ起動:『ENT』ボタンPUSH

5.燃料セレクターバルブ:『Left』 又は 『Right』にセット

6.ブーストポンプ:『PRIME』

7.ミクスチャーレバー:『Full rich』

8.マグネトー:『START』

とりあえずこれで最低限の準備は完了。

パーキングブレーキをリリースしてスロットルを開けてやれば、機体は前に進み始めます。

タキシング

機体が小型でトレッド幅(左右のメインギア間の幅)がそれほど広くないことから、タキシング時の旋回性は良好で、小回りが利くようになっています。

ラダーペダルを軽く押し込むだけで左右に軽々とカーブすることが出来ますし、左右のフットブレーキを別々に踏みこんでもカーブできます。

ただし、トレッド幅の狭さからロール方向の安定性はそれほど高くは無いので、あまりスピードを出すと、カーブしたときに横転してしまう可能性がありますね…。

ブレーキ性能に関しては、飛行機としてはそれほど良くはないようで、感覚的には車より若干効きが良いくらいといったところでしょうか?

離陸

PFDのスピードテープに表示されていますが、SR22の機首上げ速度(Vr)は70ノット。

フラップ展開時の制限速度は

  • 50%:119ノット
  • 100%:104ノット

今回はフラップ50%で離陸しました。

Vrで操縦桿を軽く引くとスムーズに機種が上がり、滑らかに上昇していきます。

上昇

高度400ftあたりでフラップを格納。

ピッチ角5~10°になるように操縦桿を軽く引き、上昇しながら125ノット前後まで加速。

すると操縦桿から手を放しても勝手に上昇するようになります。

所望の高度に到達したら、エンジン回転数を絞り、操縦桿を少し押し込んで水平飛行に移りましょう。

運動性能

最高速度

高度1,500ftで水平直線飛行の状態での最高速度は176ノット。

最大操縦操作速度(Vo)は178ノットあたりですが、水平直線飛行でVoまで到達することはほぼ不可能なようです。

ロール制御

ロール方向の安定性が高いため、同じ機体サイズで単発エンジンのセスナ152や172と比較すると、若干ロールの反応が鈍い感じもありますが、一旦バンク角を決めてしまえば操縦桿から手を放してもある程度バンク角をキープしてくれるようですね。

そのまま操縦桿に力を加え続けると↓

綺麗にロールすることが出来ます。

ピッチ制御

こちらもロールと同様で、セスナと比較するとレスポンスが少し鈍いような?

とはいえ、感覚的なものなので、通常の飛行で気になる程の鈍さではありません。

レスポンスは若干鈍いものの、操縦桿を引き続ければなんとかループすることが出来る程度には運動性能が良いようです。

アクロバット性能

本格的なアクロバット機ほどではありませんが、ロールやループといった機動もどうにかこなせる程度には運動性能が高い機体で、注意深く操作すればインメルマンターンのような空戦機動も出来ないことはありません。

ただし、ほんの少しバランスを崩すとスピンしてしまうので、安定してアクロバット機動ができるというわけでもないようで…。

スピンからのリカバリーも難しいので、SR22でのアクロバットはお勧めできませんね。

着陸

PFDのスピードテープに表示されているSR22の失速速度は60ノット。

アプローチ速度は失速速度の1.2~1.3倍とされることが多いので、1.3倍とすると78ノットになりますが、今回は80ノット前後で滑走路にアプローチしました。

少し速度が速いですが、これくらいなら失速速度まで余裕がありますし、運動性もそれほど低下しないのでアプローチが非常に楽にできます。

まとめ

自家用機や訓練機としてここ数年で急速に普及し始めたSR22。

さすがに実機を操縦したことは無いので、MSFSに収録されていモデルが実機の性能をどこまで反映しているかは分かりませんが、安定性が高く妙な癖のない素直な操縦性を持つ機体。

それでいて簡単なアクロバット飛行もそれなりにこなせるので、これまでフライトシムで遊んだことが無いような人が練習するにはうってつけの機体なんじゃないでしょうか?

飛ばしやすさに目が行きがちですが、G1000を搭載しているので計器飛行も可能です。

初心者の基本的な操縦訓練からから、中級・上級レベルのスキルを持つ人の計器飛行、さらには実機のオーナーのフライト前にイメージトレーニングといった具合に、幅広く色々な人がスキルに合わせたトレーニングも使用できそうな感じですね。

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