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セスナ152

練習機や自家用機の定番“セスナ152” MSFSのコンテンツ

Microsoft Flight Simulator(MSFS)にデフォルトで収録されている機体のレビュー。

今回はフライトスクールの訓練機や、自家用機の定番として人気の機体、“セスナ152”を取り上げてみます。

Table of Contents

実機について

セスナ152はアメリカのテキストロン・アヴィエーションの販売する、二人乗りの単発レシプロ機。
構造がシンプルで頑丈、同じクラスの飛行機の中でも販売価格が比較的安く、維持費も安価で済むことから、自家用機として人気の機種ですが、操縦がし易いことから練習機としても人気で、世界中のフライトスクールで練習機として使用されています。
最近は自家用機、練習機としての地位をシーラス・エアクラフトの“SR22”や、ダイアモンド・エアクラフトの“DA40”に押され、セールスが低調になってきてはいるものの、中古市場ではかなり高額で取引されているようです。

フライトシムとセスナ152

自家用機や練習機としてもポピュラーな機種ということもあり、フライトシムの収録機としては定番とも言える機種。

Microsoft Flight Simulatorシリーズや、X-planeシリーズのような民間機での飛行にフォーカスしているフライトシミュレータには、セスナ152か172が必ず収録されているため、シミュレーターごとの飛行特性の違いを比較をするためにベンチマークとすることが出来ます。

収録されているエディション

セスナ152は、MSFSの

のすべてのエディションに収録されています。

機体のモデリング

機体外観(エクステリア)

MSFSのデフォルト機は、どの機体も実機を忠実に再現していますが、セスナ152もかなり細かいところまで作りこまれています。

個人的にフライトモデルというのは、プラモデルやデスクトップモデルのような、コレクションして眺める楽しみがあるように感じるんですよねぇ。

フライトシムなのでもちろん飛ばなきゃ意味はないんですが、それと同じくらいモデリングの精密さというのも大事なポイントだと思ってます。

MSFSのセスナ152は、今までのMicrosoft Flight Simulatorシリーズでは容量や処理能力の関係から省略されていた細かいパーツ、例えば主翼上面に設置されているアンテナや、給油タンクのキャップや↓

機体表面のリベットとスクリュー、ノーズギア周りの細かいパーツに、エンジンの空気取り込み口から見える範囲のエンジン部品↓

といった、かなり細かいところまで作りこまれているので、眺めているだけでも楽しいです!

機体内装(コクピット)

もちろん機体外部だけでなく、内装の作りこみも今までのMicrosoft Flight Simulatorシリーズとは比較にならないほどに細かく、綺麗に作りこまれています。

今の時代は小型の単発レシプロ機もグラスコクピットが搭載されるのが一般的ですが、セスナ152は昔ながらのアナログ計器を搭載した古めかしい仕様。

高度計や速度計、姿勢指示器にコンパスと、必要最低限の計器に加え、VOR指示器やADFといった無線航法機器も搭載しているので、地形を確認して地図を参照しながら飛行する地文航法から、航法無線機器を使用しての無線航法まで、一通りのフライトを楽しむことが出来ます。

フライト

エンジンスタート

MSFSのショートカットキー『Ctrl』+『E』を押すことでエンジンスタートできます。

これでは味気ないという方は、メニューバーにある“チェックリスト”を参照しながらコクピット内のスイッチを操作してみてください。

さすがに完全に再現されているわけではないので、実機と同じ挙動はしないかもしれませんが、実機のチェックリストやPOH(パイロット・オペレーション・ハンドブック)を参照しながらやってみると面白いかもしれません。

チェックリストを使わない場合は↓

  1. 燃料バルブ『OPNE』
  2. 燃料プライマー『5~10回押し込む』
  3. キャブレター『FULL RICH(一番奥に押し込む)』
  4. スロットル『IDLE(一番手前に引っ張る)』
  5. バッテリー&オルタネータスイッチ『ON』
  6. マグネトースイッチ『START(一番右に回す)』

この順番で操作すれば問題なくエンジンをスタートできます。

タキシング

MSFSのセスナ152には、ラダーペダルに連動したステアリング機構が搭載されているため、地上滑走時の方向転換はラダーペダルを蹴ることで行えますが…。ステアリングだけでは小回りが利かないので、左右のメインギアのホイールブレーキも併用した方がいいかもしれません。

離陸

滑走路上でスロットルを全開にしてほったらかしておけば勝手に機体が浮き上がってくれますが、実機のPOHを参考に解説すると、機首上げ速度(Vr)は50ノット。

50ノットを超えたあたりで軽く操縦桿を引いてやると、機体はフワッと浮き上がります。

上昇

離陸出来たら希望する高度まで上昇していきます。

何も考えずに操縦桿を手前に引いていればどんどん高度が上がっていきますが、細かい話をすると飛行機には最も効率よく上昇するための速度“最良上昇速度”というものが設定されています。

セスナ152の場合、最良上昇速度は67ノットです。

とはいえ、アナログの速度計で正確に67ノットを維持するのも面倒なので、70ノットをキープするくらいの感じでいいでしょう。

エンジン全開で70ノットをキープするように操縦桿を保持すると

  • ピッチ角:約3°
  • 上昇率:1,000ft/min

で上昇していきます。

運動性能

ロール

シミュレーションなので旋回角度の制限が無いに等しく、平気でバレルロールが出来てしまったりしますが、安定して旋回できるのは左右に30°くらいまで。

これ以上の旋回角度を取ると、飛行高度を維持したまま旋回することが難しくなります。

ロール方向の安定性が良く、希望する旋回角度まで機体を傾けるとその角度をキープしたままで飛んでくれるので、旋回中に細かい修正操作を入れる必要もなく、素直に旋回してくれます。

ピッチ

こちらもシミュレーションなので、高度を確保して制限速度ギリギリまで加速した上でなら、ループ機動が出来ないことはありませんが…。

条件を等しくしてもたまにループ頂点で失速してスピンすることがあるので、確実にループできるというわけでもないようです。

ちなみに、1秒以上の背面飛行を行うと、エンジンへの燃料供給が断たれるようで、エンジンストールが発生します。

制限速度

POHに記載されている制限速度がそのまま適用されているようです。

  • マニューバリングスピード(Va):104ノット
  • 最大巡航速度(Vno):111ノット
  • 超過禁止速度(Vne):149ノット
  • 失速速度(Vs1):40ノット(※フラップ格納状態)

着陸

着陸は勘と経験である程度できるようになりますが、正確で安定した再現性の高いものとするためには、マニュアルに記載されている速度を覚えておく必要があります。

セスナ152で綺麗に着陸したいのであれば

  • フラップ展開速度(Vfe):85ノット
  • アプローチ速度(Vapp):55~65ノット
  • 失速速度(Vs0):35ノット(※フラップ展開時)

最低でもこの3つの速度は覚えておきましょう!

巡航速度から80ノットまで減速し、フラップを展開、速度を60ノット前後にキープするように操縦桿を若干引いてやると、降下率100ft/minで安定して理想的な進入角度を作りながら滑走路へアプローチすることが出来ます。

機体が滑走路上に進入したらスロットルをアイドルにして、接地寸前に操縦桿をさらに手前に引いて、40ノットを下回るあたり、失速警報が鳴るかならないかくらいの速度をキープするようにフレア操作をすると、降下率がさらに低下して、滑らかに着陸できるはずです。

まとめ

セスナ152は自家用機や訓練機として世界中で愛され、累計販売数7,000機を超えるベストセラー!

『小型のプロペラ機』といわれるとこの機体を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

フライトシムのチュートリアル用の機体としても最適なので、民間機にフォーカスしたフライトシムでも収録されることが多いため、フライトシムの再現度をチェックするためのベンチマークとして使うことが出来る機種です。

実機の特徴の一つである『取り回しの良さ』や『安定性の高さ』はMSFSでも再現されていて、非常に素直な飛行特性を持ち、初心者にも扱いやすい機体ですが、シンプルでプリミティブな飛行機でもあるので、操縦スキルが上がるほどに飛ぶことの奥の深さ、難しさを思い知らされるという、非常に面白い機体です。

釣りの世界でいう所の“ふな釣り”みたいなもんですかね?

フライトシムを始めたばかりの方の練習用と思われがちですが、普段ジェット旅客機を飛ばして遊んでいるような方にこそ楽しんでほしい機種です。

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